2年4ヶ月 銀行を退職
初めまして!
今日からブログを書いていこうと思います!
初めてのブログですので、読みにくい箇所等あると思いますが、是非お付き合いいただければと思います。
記念すべき??初回の記事は私が2年4ヶ月で銀行を退職したことについて触れてみたいと思います。
まず私の自己紹介をさせていただくと、私は九州の田舎の出身です。
周りには田んぼと海しかなく、スーツを着たサラリーマンなんてほとんどいないような環境で育ちました。
中学、高校と地元の公立を卒業した後、国公立大学へ進学した訳ですが、その頃になっても将来の夢は一切決まっておりませんでした。(そもそもサラリーマンのイメージがあまりできない環境で育ちましたので、公務員か農家、漁師以外の職業を当時はほとんど知りませんでした。)
就職活動を迎えてからも、経済学部であるということと、将来は経営者になりたいというだけの理由から、なんとな〜く銀行を志望し、なんとな〜く採用していただけた都市銀行に就職しました。
銀行では財務面の勉強をして、将来に活かせたらなあと漠然と考えておりました。
入社してからしばらくは研修期間なのですが、今考えるとこの期間は楽しかったですね〜
毎日定時に間に合うように研修会場に行って座学、ロープレと一通りこなしたら夜は同期と飲みに行く。
当時はまだ研修段階にも関わらず『社会人ったってこんなものか〜(*´ω`*)』なんて思っていました(笑)
それでも金融商品はものすごく細かく種類が分かれているため、覚えなければならないことが多いのは少しめんどくさかったですね(_ _).。o○
研修期間が終わると、いよいよ支店に配属です。支店での業務は多岐に渡ります。初めの内はそこまで難しい業務はありません。
ただ、銀行という業界の細かさには驚きました。
監視カメラの数。保管資料の多さ。
朝の早さ。取得しなければならない資格の数。そのどれもが他業界に進んだ大学の友人たちの会社とは比べ物にならないものでした。
また、会社の資料を家に持って帰って作業するなんてことはできないにも関わらず、働き方改革の影響を受けて最終退行時間はどんどん早くなっていくので、期日の近づいた仕事を終わらせられなくても、帰宅しなければならないのは精神衛生上辛かったですね(_ _).。o○
私の業務は営業でしたので、様々な業種、規模の社長様の所を訪問して融資をさせていただくというのがメインの仕事でした。
とは言うものの、貸出以外にもクレジットカード、個人型確定拠出年金、投信、関連会社紹介、インターネットバンキング、(定期預金はあまりうるさく言われませんでした)などのノルマがあるため、時には社長様へお願い気味の営業提案をすることもありました。
銀行は優越的地位の濫用が禁止されているため、お願いをする時も、その提案を受けてもらえるかどうかが融資の判断結果に関係しないということを説明しなければなりません。
要は、『クレジットカード契約しないなら御社にはもう融資しません(⌒▽⌒)』ってのが禁止ということです。
このご時世クレジットカードなんて持っている法人がほとんどですし、商品内容だってどこもほとんど変わりません。
投信だって上がるか下がるか分からないのでお客様の判断に委ねられる部分が大きい。
こういった融資以外の部分のノルマは正直かなり辛かったです。
結果的に私は将来経営者になるための最低限レベルの財務面の勉強はできたと判断して、2年4ヶ月で銀行を退職するに至りました。
現在銀行はネット銀行の台頭で従来よりも厳しい競争環境に置かれています。
人手のかからないネット銀行の方が手数料等安いことの方が多い中で、金融商品を売り続けなければならず、果たしたいつまでこの競争を続けることができるのか。
低金利のため貸出による収益が見込めず、これまではあまり注目されていなかった金融商品の販売推進。(こういった商品は本当にいい商品だとしてもお客様の持つイメージが良くない場合が多いため、あまり推進しすぎるとお客様の銀行離れを進めてしまう気がします・・・)
銀行員は土日祝日は基本的にお休みで、世間体に関しても抜群にいいです。実際カードローンなどもほぼ確実に審査は通ります。
給料に関しては、そこまで高くないです。
数年働けば平均以上の給料という認識くらいでいいのではないでしょうか。
だらだらと私が銀行を退職するに至った経緯を書かせていただきましたが、これから銀行を志す人、現在銀行に勤めている若手社員の方の何かの一助にでもなれば幸いです。